1. ウェットスーツのカタチを選ぶ
冬から春にかけて最高の一着、
スーパー・シリーズのエアドーム。
ゼロ・ウェットスーツが販売するフルスーツの最上位ランクがエアドーム。フルスーツの動きの悪さを解消するために上半身を大きめに作ってある。真冬用のこのシリーズの製品において、他社のウェットスーツ・メーカーではブーツ付きのドライスーツを販売しているが、柔らかいブーツでサーフボードのデッキの上に立つという発想がおれには理解できないんだ。極寒ならブーツを履くのはわかるけど、ブーツ付きのドライスーツを着るというのは、なにを考えているんだろうと思っちゃうね。でも「寒いからしょうがない」という考え方と、それからドライスーツは暖かいから使っているんだろうけど、おれもその昔、着たことがあるけど、ダイビングみたいに静かに潜っているぶんには水が入ってこないかもしれないけど、波に巻かれたらあっちこっちから水が入ってくる。それではドライスーツの意味がない。おれは自分で波乗りをするので、考えたのがこのエアドームで、着やすいのと動きやすいのが特徴で、首のところがダブル(Neck Rest/ネック・レスト)になっていて、外側はベルクロで留めるようになっている。(川南正談)
たとえば、コブラ
夏でも、コブラは使い勝手のいい優れもの。
コブラを最初に作った理由は、2mmと1mmというウェット生地の組み合わせで、このウェットスーツがいちばん薄くて軽いフルスーツだと、おれらは考えている。なぜこれを作ったのかというと、プロを含めて大会に出場する選手たちが試合中、どんなに長くても20分から30分のあいだ、寒さに耐えられるウェットスーツというコンセプトで作りはじめたんだ。着るときもそうだし、脱ぐときも簡単に脱げるようにできているフルスーツなんだ。普通のスタンダードのバックジップのウェットスーツなんだけど、20〜30分だったら、真冬でも耐えられるんだよ。エクステンドの生地にエクステンドの1mmのフラットスキンの袖をくっつけてある。胸は2 mmのスモークスキンに、下半身は2mmのダブルジャージー(両面ジャージー)なんだ。最初、選手用に作ったんだけど、自分たちも着てみると、意外といいんだよね。夏場、風がある寒い日や、朝方や夕方、それからクラゲよけ、場合によって日よけにもなっていて、ひじょうに役に立っている。日に焼けないようにこれを着るのもいい。暑くなったら、首から水を入れてあげると涼しくなっていいし、ゴムが薄くて、風が吹いたら風よけにもなるし、意外と使い勝手がいいんだよ。コブラを買ったお客さんが言うには、これで12月いっぱいは使えるって。ただ、1月以降は水が冷たくて寒くて着れないんだよ。12月は水が温かいから、普通に2時間ぐらいは海に入っていられる。(川南正談)
2. ウェットスーツの生地(ゴム)と生地の色を選ぶ。
2-1. ウェットスーツの素材(ゴム)を選ぶ。
生地の種類:サーフィン用ウェットスーツには表がゴムのタイプと表がジャージーのタイプがあります。表がゴムの場合、加工していないフラットスキン、加工してあるメッシュスキン、シャークスキンなどのタイプがありますが、ゼロ・ウェットスーツでは、フラットスキン、メッシュスキン(別名スモークスキン)の2タイプを用意しています。
A. スキン・タイプ生地の種類
フラットスキン
メッシュスキン、またはスモークスキン
シャークスキン(取り扱いなし)
B. ジャージー生地の種類
裏側、または表側もジャージのダブルジャージの生地がどういうタイプのジャージを貼るかによって生地の名称が変わってきます。裏(表側の場合も)の生地は3種類あり、起毛タイプ(ナイロン系+ポリエステル系:Z-1)か、ナイロン系(Air Light)か、ポリエステル系(Extend)かによって、ジャージ生地の価格が変わってきます。Extendがいちばん安く、起毛タイプのZ-1がいちばん高いジャージ生地です。
Extend:ポリエステル系のジャージで、延びる方向が一定方向にしか延びない。最近ではAir Lightに近い織り方をしてい生地も出てきている。
Air Light:ナイロン系のジャージで縦横すべての方向によく延びる。
Z-1:裏地に起毛のジャージが貼ってある、ゼロ・ウェットスーツ最高級の生地です。
2-2. ジャージ生地の色を選ぶ。
ナイロン系(Air Light)、ポリエステル系(Extend)のジャージ生地のカラーを選ぶことが可能です。ゼロ・ウェットスーツでは14色を用意しています。カラー記号のKはネオン色を表しています。
カラーサンプル
2-3. ゴムの厚みを選ぶ。
ゴムが厚ければ厚いほど、保温効果があるという研究報告がありますが、ゼロ・ウェットスーツでは5mm、3mm、2mm、1mmと、さまざまな状況、使い方に合わせて用意しています。たとえばシーズンによって、地域によって生地の厚さは異なってきますし、またウェットスーツのスタイル、カタチによって生地の厚さは異なってきます。
3.5mmのゴム厚の生地の裏地に、もっとも温かい起毛タイプのジャージを貼ってあるZ-1の生地
シェルターと呼ばれるこの起毛の生地はポリエステルの糸とオレンジのナイロン糸で編んである。
3. ウェットスーツをオーダーする。
ウェットスーツをオーダーする場合、下のサイズチャートにしたがってウェットスーツのサイズ(男性はS、M、ML、L。女性はS、M、L)をオーダーしてください。しかし、下のサイズチャートの数値に合致していない人や、ジャストフィットしたウェットスーツがほしい人はカスタムオーダーしてください。
ウェットスーツの採寸はこんな感じです。
サイズチャート
4. ウェットスーツをカスタムオーダーする。
ウェットスーツをカスタムオーダーする場合、重要なことは自分のサイズを正確に測ることです。フィットしたウェットスーツがほしい人は、できればウェットスーツのカスタムオーダーに慣れている専門ショップ、とくにお近くのサーフショップでオーダーして、各部のサイズを測ってもらうのがいいでしょう。下のオーダーシートをダウンロードして、各項目を記入の上、ファックス、またはメール、郵送などでゼロ・カンパニーまでお送りください、なお、ゼロ・ウェットスーツでは、カスタムオーダーの場合、ウェットスーツの価格の20パーセントが工賃として上乗せされますので、ご承知おきください。
ゼロ・ウェットスーツのオーダーシート
カスタムオーダーの手順
1.
まず、ウェットスーツのスタイル、つまりFullsuitsなのか、Seagullなのか、ウェットスーツのカタチを決める。
2.
つづいて、ゴムの種類、ゴム厚を決めます。表側をスキンにする場合、スキンの種類も選ぶ。両面ジャージーの場合、ジャージーの生地の種類を選ぶ。
3.
ノンジップ・タイプのウェットスーツには3種類、Sniper、Air Dome、Spring Rollがあるので、用途・目的に合わせて選ぶ。
4.
ジップ・タイプのウェットスーツには、Nomalのジッパー・タイプと防水タイプのAquasealがあえるので、どちらかを選ぶ。
5.
また、ロングジョン、ショートジョンには肩ベルクロ・タイプとバックジップ・タイプが、ジャケットにはフロンジップとバックジップ・タイプがある。
6.
ウェットスーツの上半身、サイド、下半身のジャージー生地のカラーを決める。また、オプションでひじパッド、ステッチの糸の色を選ぶことができる。
7.
ZEROのマークの有無とマークの位置を指定することができるので、ウェットスーツの各部位にマークの有無、またはマークの位置を指定する。
8.
最後に、自分の各部のサイズを測り、オーダーシートに記入する。項目のXYZは女性用。下に採寸した様子を撮影したビデオがあるので、参考してください。
9.
納期については、事前にお問い合わせください。
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